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Family/IDS関連機能の起動
Family/IDS関連機能は、1)親子出願などのファミリー関係を調べ、2)ファミリーに含まれる案件に拒絶理由等が通知されたときにその引用文献をIDSとして提出したかを管理する機能になります。
ファミリー関係の有無は、各案件に記載する基礎出願情報だけに基づいて調べます。子出願には、基礎出願として親出願の願番を記載します。ですから、各出願の基礎出願の情報から親子関係を紐付けていくことができるわけです。
第一段階として、ファミリーテーブルを作成し、第二段階として、このファミリーテーブルで紐付けられている案件のOAから引用文献をIDSテーブルにセットします。IDSを提出した、提出不要と判断した、というような処理結果を入力することができます。
起動について
ファミリーテーブルを構築するためには、基本DATAに表示されるこれらをクリックしてください。ファミリーテーブルもIDSテーブルも、重複登録しませんので、いつ実行しても構いません。重複する内容については「記録しませんでした」というように表示されます。
当初、IDS管理を目的としましたが、引用文献リストは他にも利用価値があると考え、ファミリーに米国出願を含まない場合でも管理テーブルを作成することができるようにしています。必要に応じた行をクリックしてください。
ファミリーテーブルの一覧表示
ファミリーテーブルが作成されると、ファミリーに含まれる案件をこのようにリスト表示します。ファミリーテーブルは、簡易な判断に基づくため、基礎出願番号の表示によっては関連がない案件をファミリーに含んでしまうことがあります。
各案件を開いて情報の修正を行うことが可能です。
個別ファミリー案件の編集画面
ファミリーIDは自動的に付与され、変更することはありません。新たにファミリー案件が増えた時は、既存のファミリーIDが付与されます。
各種情報欄は、編集可能です。除外フラグ以外は、特に参照されることはありません。
除外フラグは、自動でファミリ-テーブルを作成した時に誤って含まれてしまった案件をIDSの文献収集から除外するためのフラグです。除外フラグをセットしておかないと、その案件の引用文献もIDSテーブルに取り込まれます。
除外フラグを設けているので、ファミリーテーブルから個別の案件を削除することはできません。削除しても同じ判断を経て再びファミリーテーブルに含めてしまうからです。
引用文献リスト表示
除外フラグをチェックした案件を除き、ファミリーに含まれる案件に対して発行されたOAから引用文献を抽出してリスト表示します。
各引用文件の個別IDS対応の記録欄
引用文献をIDSとして提出したか、提出不要と判断したか、未判断かを個別の案件毎に管理できます。
一度、提出したと記録しておけば、次に別の案件で同じ引用文献が引かれても、提出済みであることが分かります。
備考には、例えば、機械翻訳を添付したとか、本格的な翻訳を付けたといった、個別の事情を書くこともできます。
ファミリーに、複数の米国出願が含まれることも可能性としてあります。その場合、一つのファミリーに含まれてしまうので、IDSの記録は兼用する必要があります。このことを想定して提出済み案件の欄をご利用ください。